皆さん、こんにちは。病棟看護師の吉田です。
90才代女性のkinukoさんは、病院での長期療養をしています。私が今の病棟勤務となった時にはすでに療養中で、それから2年半になろうとしています。
出会った頃のkinukoさんは、歩けないけれど、ベッド柵を持って立てていました。口数は少なく、お話するのもゆっくり、動くのもゆっくりでした。おはようございますの挨拶、お食事の配膳と下膳、体の清拭、おトイレの手伝いなど、お世話をしてもらう度にkinukoさんは、胸の前で手を合わせるのです。自然と私も手を合わせて返事を返します。時折、一人で念仏を唱えていることもありました。
半年前頃より、少しずつ食欲が減り、できることが減っていったkinukoさんは、意識がうすらいでしまいました。面会制限が続く中、お孫さんの面会を勧めることにしました。家族が毎日面会に来ていると、kinukoさんの笑顔が戻り、好物の餡子の差し入れを食べられるようになったのです。餡子をちょっぴり食べすぎてお腹が痛くなったこともありましたが(苦笑)、少しの食事や補食のゼリーを食べるようになりました。
kinukoさんは老いが進み、自分で寝返りさえもできなくなっています。それでも、朝「おはようございます。(合掌)」と声をかけると、布団の中からゆっくりと手を出して、手を合わせるkinukoさんの姿は、出会ったときとなにも変わらないのです。
kinukoさんの合掌『有り難い』の生き方に、老いても穏やかなヒントがあると感じるのです。

私の夢中は大衆演劇の鑑賞です。
50歳の時、両親、主人と3人が病気で続けて亡くなり、凄く落ち込んでいた時、末娘が勧めてくれたのが大衆演劇でした。
それ以来、ハマってしまい娘と遠征にも行ってました。
今では月1で孫たちと新開地劇場へ行くのが楽しみです




