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わかってくれる人

 皆さん、こんにちは。病棟看護師の吉田です。
 四苦八苦を誰かにわかってもらえるとほっとしますよね。
 2023年5月に新型コロナ5類となってから秋、私は地域の野外イベントで、まちの保健室ボランティアの健康相談をしていました。
 新型コロナ前は健康相談に来る人は年配者がほとんどでしたが、この時は30~50才代の人もいて、長い間の外出自粛や、密接を避けて距離をとる行動が影響したのだろうと感じていました。
 相談に訪れた年配の女性が、「わたし、ヘルペスをしまして、痛くて痛くて、大変でした(苦笑)」と話し出しました。私はしばらく女性の話を聴き、思わず「わたしもですよ。帯状疱疹ですね。痛いですよね。チクチクと、」と応えました。その後は互いに意気投合したかのように(微笑)、痛みについて、そして後遺症の痛みを和らげながら暮らす生活の工夫について、ずいぶんと話し込みました。
 先日、帯状疱疹と肋骨骨折で疼痛を伴い、自宅生活ができなくなった高齢の女性shizukaさんが入院してきました。shizukaさんは、炎症、疼痛、環境変化などが要因でせん妄にもなりました。スタッフたちは心身と環境ケアを続けていました。治療により炎症が軽快してきたある日、DCNのMナースがshizukaさんの清拭ケアをし終わると、shizukaさんはMナースに「あなた、明日もきてくれるの?(微笑)」と聞いたのです。Mナースは、shizukaさんに声をかけて聴きながら、ひとつひとつ丁寧に心身と環境を整えていたのです。きっとshizukaさんにとって、『わかってくれる人』だったのでしょう。Mナースは家族が帯状疱疹と後遺症の痛みに苦しんでいたのを経験していたのです。
 〝我が身を抓って人の痛さを知れ〟という言葉があります。わかろうとすることが、『わかってくれる人』になれる一歩なのです。そして苦しんでいる、困っている人の心の声を聴くことから始まるのです。

介護支援専門員 稲岡さんの夢中

 私の夢中〝つきいち登山〟のはずが1月は六甲山、2月は体調不良、3月は天候不良でドライブに変更・・・
 結果、阪神競馬場へ行ってる回数の方が多くなっています。3月1日にリニューアルされ、大人も子供も楽しめる施設になっていますよ🎶