皆さん、こんにちは。病棟看護師の吉田です。
12月ですね。常に季節や気持ちや社会を感じていてもいなくても、月日に関守なしですね。
80才代の女性nobukoさんは、脳梗塞を発症してからデイサービスやショートステイを利用しながら生活していました。そんな中、誤嚥性肺炎と心不全を併発して治療改善しましたが、在宅やショートステイでの生活が困難となって入院してきました。
nobukoさんはマイペースな日常を過ごしています。眠たい時は寝て、起きたい時は起きて、食べたい時は食べて、食べたくない時は食べず、昼夜逆転のようでそうでも無くて、と言った日々です。一日の生活リズムを整えようとしてみましたが、今もマイペースです。なので会話もnobukoさんからの「寒いよ」「冷たいお水ちょうだい」「後でいい」「いらん」「置いといて」「ありがとう」といった風で、大抵は眠っていることが多いのです。
nobukoさんがしっかり起きている時は、大きな瞳がくるくると可愛らしく開いています。
朝の挨拶で回っている時、nobukoさんが私に「髪切ったん、かわいいなぁ」と言ってくれました。私は髪をカットしたばかりでした。またある朝は「どうしたん、あんた寒いんか?」と声をかけてくれました。「nobuさん、今朝は冷えていましたよ」と返事をする私はカーディガンを着ていました。
nobukoさんの素朴な声かけに私は嬉しくてホッとするのです。
nobukoさんは心遣いのある暮らしを送ってこられたのでしょう。そして、今もnobukoさんらしい心遣いを私たちにしてくれるのです。お手本にします。
スタッフの今夢中