あなたらしく暮らして
私たちこんな看護をしています
高齢の入院患者さんの傾向は、リハビリ目的・摂食嚥下機能低下・心不全・肺機能低下・看取りが多くを占めています。
それぞれの人生の物語。今までを知ること、今を理解すること、これからを想像・創造できることを大切に看護しています。
私たちは、患者さんや家族とお話しすることで、今までどんな暮らしをどんな思いでしてこられたのかを知り、今入院しなければならない病状や社会的事情の中で、病状の経過と入院生活への患者さんと家族の思いの理解に努め、患者さんと家族が思い描いていたこれからの人生と思いに少しでも近づけるよう看護をしています。
生活の場を広げて、患者さんの持つ機能を最大限引き出すように離床を勧め、摂食嚥下ケアをし、日本の四季に触れたアクティビティを患者さんと家族とともにスタッフも楽しみながらしています。
職場でスタッフが輝く時
患者さんが喜ぶ姿を想像して、アクティビティ企画を創造しているとき、アクティビティを通して普段声の出ない患者さんが話し歌う姿を見たときのスタッフの笑顔はとびきりです。食事ができない患者さんが長らくぶりに味覚を楽しむケアで「おいしい」と喜ばれたときの声とお顔は忘れられません。
スタッフの輝くときは、患者さんが輝くときなのです。患者さんに励まされながら看護ができています。